日時 |
目的地 |
所在地 | |||||||||||||||||||||||||
2015年10月6日 |
経ヶ岳(1625.2m) |
勝山市平泉寺町平泉寺 | |||||||||||||||||||||||||
行動日程 |
登山口8:30〜9:00アダムとイブの木9:15〜9:30保月山9:40〜10:20杓子岳11:30〜11:40中岳11:40〜11:00切窓11:05〜11;40経ヶ岳山頂13:10〜切窓〜中岳〜杓子岳〜14:40保月山14:50〜15:25登山口 | ||||||||||||||||||||||||||
参考資料 |
Web情報:国土地理院/基準点成果等閲覧サービス(三角点情報) 文献 : | ||||||||||||||||||||||||||
これまでの山行記録 |
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≪注:赤枠で囲った写真にマウスポインターを当てると、ルート表示や説明が現れます。≫ 奥越の経ヶ岳(1625m)に登る。この山には10年ほど登っていなかったが、お誘いの声が掛かったので久し振りに行く気になった。この山は県境にある山を除けば、一番標高が高く、福井県内で一番高い山との言い方をされる。百名山で有名になった荒島岳より、私はこの山のほうが好きだ、展望が良く、高原状になった稜線を歩く登山道は非常に気持ちがいい。
(注1):昔は旧六呂師スキー場脇から登るルートだったが、現在は奥越高原青少年自然の家の奥が登山口になっている。
アダムとイブの木から15分ほどで、保月山についた。これならアダムとイブの木で休まず、ここで休むべきだった。生徒さん達はここで一休みのようだ。話を聞いていると、下から上がって来たようだ。ここまで1時間で来たというのだから、かなり早い。ここには三等三角点(笹谷)があるので、早速コンパスを当ててみる。一応、三角点と刻まれたほうが南を向いているが、残念ながらかなりずれている。磁北は8度ほど西偏していなければならないのに、20度ほど東偏しているから、30度も西にずれていることになる。だから、三角点と刻まれたほうは南ではなく、南南東を向いていると言うことになる。う〜ん、これだけのずれは大きい。自然の力でずれたと言うにはちょっと大きすぎる。
保月山では殆ど休憩を取らず歩き出す。保月山から先の登山道には岩場の稜線歩きもあり、かなり険しいところが出てくる。
しかし、岩場の急斜面には木製の階段が造られていて歩きやすい。以前歩いたときは階段が1ヶ所くらいにしかなかったと思ったが、今回来て見たら危険な場所には階段がこまめに造られてあった。また、岩場のやせ尾根を歩くところも歩きやすくなっていた。それで、何のストレスも感じず、楽々通過してしまった。麓にある奥越高原青少年自然の家の方々が整備してくれているようだ。
杓子岳への最後の登りはかなりきつく、頂上に着いたときはかなり息が上がっていたが、足は意外に大丈夫だ。実はここ7日間で、3回目の登山。これだけ連続で山に登ったことはなく、心配していた。昨日は階段を上るにも太ももに痛みを感じていたが、今日は全く痛みがなく、足が軽い。昨夜寝るときにシップを貼って寝たのが良かったようだ。杓子岳と名の付く山は県内にいくつもあるが、「釈氏」と言う字を使った山はここだけだ。ただの当て字か、それとも何か由来があるのだろうか。ここには三角点がないはずだが、標石(山という字が刻まれていたので境界杭か)があったので方向を見てみる。すると、コンパスの北の針と、標石の頭の十字の方向が西偏7〜8度でぴったり一致した。この後、経ヶ岳山頂にある三角点も調べてみたが、ここの標石が一番正確だった。
ここまではずっとガスが掛かっていたが、ここに来ると少しガスが取れ、経ヶ岳山頂が顔を出した。
杓子岳から中岳に至る稜線歩きが気持ち良い。この辺りには高い木がなく、笹原のなかの緩いアップダウンを歩くことになる。この辺りを歩いているとガスが取れてきて、山頂が綺麗に見えるようになった。
中岳より切窓への下りはかなり急で、その上濡れていたので滑りやすく、山に慣れていない生徒さんたちには大変だったようだ。急斜面を降りるロープ場では渋滞が出来ていた。
この辺りから右になべ底状の地形が見られるが、ここは池ノ大沢と呼ばれ、古い火山の噴火口だったと言われている。
中岳を降りきった鞍部が切窓と呼ばれる地点だ。ここで、唐谷から上がってくるコースと合流する。ここから、山頂までの登りが急で、その上長い。途中で必ず息切れし、一気に登りきった記憶がない。今日も行けるところまで行って、休憩すれば良いと思ったが、20分ほど登ったところで警察学校の生徒さんが休んでいたので、一緒に軽く休憩を取り、先に行かせてもらう。この急斜面の登山道は昔のままで滑りやすい。杓子岳まではよく整備されていたが、ここまでは手が廻らないようだ。登山道が崩れたようなところもあり、滑りやすく注意が必要だ。
いつもどおり、40分ほどで急坂を登り切った。歩き始めて3時間ちょっと。休憩を除けば、実歩行時間は2時間半強と言ったところだろう。既に先遣隊の生徒さんが10名ほど到着していた。速いグループ、中堅グループ、遅いグループの三つに分かれたようだ。我々はその中堅グループより少し先に到着した。
山頂に着くと、またガスが広がり、展望は殆ど利かず、今登ってきたルートがかろうじて見えるだけだった。
北岳まで行ってくるつもりだったが、背丈を超す笹で、行く気がなくなる。笹はひどかったが、登山道はしっかり踏まれており、足元を注意しながら進めば、迷うことはないだろう。生徒さんが居なくなるのを待って下山したら、結局出発は1時になってしまった。1時間半も山頂に居たことになる。出発する間際に、かなり高齢の方が一人登ってこられた。その方と、少し話をして、出発した。
下りに掛かると、すぐに遅いグループに追いついたので、前に行かせてもらう。その後も生徒さんたちと抜きつ抜かれつしながら進んでいたら、保月山でまた生徒さんのグループに追いついた。一番速いグループを先導していた先生らしき人はここに居なかったので、このグループは中堅グループのようだ。速いグループはずっと先に行ってしまったのだろう。彼らは下の登山口まで降りないといけないので、ここで大休止するみたいだ。なかなか出発しないので、先に行かせてもらうことに。最後は後から声がして来た。また、追い越されるのもばつが悪いので、急ぎ足で降りたら、追い越されずにすんだ。
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