日時 |
目的地 |
所在地 | |||||||||||||||||||||||||
2016年10月10日 |
寺地坂(約160m) 樫尾坂(約160m) 西山坂(約240m) |
鯖江市莇生田町/越前市寺地町 鯖江市莇生田町/越前市東樫尾町 鯖江市西袋町/同市中戸口町 | |||||||||||||||||||||||||
行動日程 |
【寺地坂・樫尾坂】刀那神社〜(車で10分)〜寺地坂〜(林道歩き3分)〜樫尾坂 【西山坂】峠入口〜(林道歩き15分)〜林道突き当り〜(藪漕1時間)〜稜線〜(尾根歩き10分)〜P329〜(尾根歩き10分・藪漕40分)〜林道突き当り〜(林道歩き15分)〜峠入口 | ||||||||||||||||||||||||||
参考資料 |
Web情報:国土地理院/基準点成果等閲覧サービス(三角点情報) 文献 : | ||||||||||||||||||||||||||
これまでの山行記録 |
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≪注:赤枠で囲った写真にマウスポインターを当てると、ルート表示や説明が現れます。≫ 赤谷峠・清根坂に続いて、寺地坂・樫尾坂・西山坂に行く。これらの峠も鯖江市河和田を取り囲む山々にあった峠だ。寺地坂・樫尾坂には車で簡単に行けてしまったが、西山坂については下見してあったに関わらず、行きつけなかった。
寺地坂・樫尾坂は前回行った清根坂と同じ尾根続きにある峠。河和田側から取り付ける林道がないか、物色していたが、それらしい林道入口にはすべて柵があり、峠に近づけない。それで、越前市の服間側に廻ってみることに。そうしたら、上記左側写真の刀那神社脇に林道入口があり、柵もなかったので、ここからアプローチすることにした。林道はほとんど舗装してあり、走りやすい。10分ほど登っていくと、林道が尾根に出たところで、早速お地蔵様を発見。地図と睨めっこすると、どうも寺地坂の峠らしい。
石をくりぬいた覆いに入ったお地蔵様はよく見かける。ここのお地蔵様は更にコンクリート造の箱に入れられていたから、今でも大事にされているようだ。首のないお地蔵様が二体祀られていたが、もともとここにあったものかどうかは解らない。
お地蔵様は残されているものの、林道工事により、ここも昔の姿は破壊されてしまったようだ。
この地点で二本の林道が交わっており、この尾根が鯖江市と越前市の境だ。林道がX状に交差しているのは珍しい。重機が置いてあり、現在林道の改良工事中のようだ。この近くにもう一つ、樫尾坂という峠があったはずなので探してみる。
河和田側の林道を西に100mほど行くと、林道のり面に切れ込み(堀切り)があり、あっさりと樫尾坂の峠を発見してしまった。幸い林道工事により、この峠は破壊されることなく、小ぶりながら堀切りの姿がはっきり残っていた。峠道もはっきり残っており、少し下りたところに薪が積まれた小屋が二つあった。
二つの峠発見に味をしめ、林道をさらに奥に進み、猫坂と朽飯坂の発見に向かう。林道は赤土がむき出しのところがあり、最近手が入ったようだ。
林道はずっと尾根の一段下を走っていたが、いくつか峠道のような踏み跡が尾根に向かって伸びていた。しかし、このあたりに峠があったとの情報は持っていない。
林道を20分ほど歩いたところから道が荒れだしてきたので、引き返し、先日下見をしておいた西山坂に向かうことにした。
西山坂は河和田地区の西袋町と山向こうの中戸口町を結んでいた峠だ。西袋町からは峠がある山の鞍部をまじかに望むことができた。標高も低く簡単に行きつけるだろうと、林道に入って行く。
まっすぐ上っていく林道が昔の峠道だが、途中で道がなくなっているので、左に上っていく林道を使う。林道入口に電気柵があるので、車は路肩の広くなったところに置かせてもらって、徒歩で進んでいった。
15分ほど登っていくと、林道が行き止まりになった所に出る。ここの沢沿いに峠道があったようなので、沢沿いに斜面をよじ登る。しかし、途中から大きな岩がいくつも現れ、崖のようにそびえたっている。その岩を回避し、回り込みながら何とか高度を稼いでいくが、沢沿いなので濡れて滑りやすい。沢の左側に歩きやすそうなところがあったので、左に左に尾根筋を目指した(無理してもまっすぐ、または右よりに進めば直接峠に到達していたようだ)が、中々尾根に到達しない。峠までは高々100mちょっとの登りだ。もう着いていいだろうと思ったが尾根はまだ上だ。急斜面に取り付いて小1時間、ようやく尾根に到達した。出てきた所は峠よりずいぶん左だ。その地点は峠より、7,80mほど標高が高く、中々行きつけなかったのもすぐに納得できた。
出てきた尾根筋には立派な道があった。峠よりだいぶ左に出て来てしまったので。峠があるだろうほうに進んでみる。
すると山の鞍部があったので、ここが西山坂ではないかと考えた。そこからさらに尾根筋を進んでみると、また鞍部があった。ここに峠があってもおかしくないが、どちらも堀切りの峠ではない。確証が持てないので、尾根筋の先にあった小さなピークまで登ってみる。
帰りに林道を歩いていたら、イノシシが出てきて、一目散にのり面を駈け上って行った。親子連れじゃないんだ・・・と思ったら、1分ほど間があって、同じところから、ウリボウが一匹顔を出したかと思うと、次々に10匹ほど出てきて、のり面を必死に駆け上がって行った。先頭のウリボウが一瞬滑ってずり落ちたのが愛嬌だった。
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