日時 |
目的地 |
所在地 |
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2017年1月19日 |
滝の宮山(仮称/95.9m) |
あわら市滝 |
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行動日程 |
大孝池前駐車場~林道入口~旧道跡~旧峠道跡~滝の雨請堂~金津山街道の碑~新しく発見した山道~旧峠道跡~林道引き返し点~大孝池前駐車場(往復) |
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参考資料 |
Web情報:国土地理院/基準点成果等閲覧サービス(三角点情報) 文献 : |
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これまでの山行記録 |
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<<注:赤枠で囲った写真にマウスポインターを当てると、ルート表示や説明が現れます。 >> 久々に滝の宮山(滝の雨請山)に行く。しばらく行かないうちに、ここにも新しい林道が出来上がっていた。ここ5年ほど里山の林道開発が著しい。平地に近い山はどこに行っても開発が進んでいる。丸岡の豊原、吉谷、文殊山、どこを歩いても新しい林道が出来上がっている。10年ほど前、森林保全のため、それまで独立採算が原則だった林業に国の補助金が降りるようにするとか何とか言っていたが、その影響であるようだ。やたらと林道を造っても、森林保護にはならないと思うが、どうなのだろう。
大孝池前の駐車場に車を置いて歩き出す。今までは階段を登っていたが、今回は楽して林道を歩く。
林道入口は前来た時とほとんど変わっていなかったが、少し歩くと右側に新しい作業道ができていた。こんなところに何の必要があるのだろう。
しかし、ソディック倉庫から上がってくる昔の道はそのまま残っていた。
林道を10分ほど登っていくと、また古い道が林道脇に顔を出している。この道は滝から下金谷に行く山越えの古い峠道だ。今トンネルができている上を昔の峠道が越えていた。滝では200年以上にわたって瓦の生産が行われ、昭和初期には越前で生産される瓦の約三分の一が滝で生産されていた。その最盛期には女工さんや職工さんがこの峠を越えて、工場に働きに来ていたそうだ。深く掘れた峠道がその当時の記憶を呼び起こさせる。
そこから少し行くと左手に小さなお堂が見えてくる。これが滝の雨請堂だ。中を覗くと、古い石仏や石碑が何体か祀られている。その屋根を見ると、瓦に丸い紋が付いている。あまり見ない瓦だ。滝の瓦製造業者が寄付したものだと思われる。昔の栄華の跡といえよう。
滝の雨請堂の近くには送電線鉄塔が立っており、その下に三角点がある。花崗岩でできた新しい四等三角点だ。
金津山街道の碑を過ぎると、右手に今まで気付かなかった山道があったので、歩いてみる。その道は小さな谷に降りていた。途中までしか歩かなかったが、この谷筋には古い林道があるので、そこに続いていたのかもしれない。
この林道をさらに進んでいくと、もう一本この林道脇から下りて行く古い道がある。先ほど滝のほうから登って来た峠道はここから下金屋に下りて行く。今この道を下りて行くと、トンネルの下金屋口のすぐ横に出るようになっている。この後、林道が下り坂になるところまで行って、そこで引き返した。
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